高齢のご家族と
牛乳・乳製品
介護タクシーナビは、通院・入退院・買い物の足を探す方のためのサイトです。 ご家族から多くいただくご相談のひとつが「最近あまり食べなくなった」というものでした。 食が細くなることは、転ぶ・骨折する・介護が重くなるという連なりの入口になります。 そこでいちばん手軽に足せるものとして、牛乳・乳製品の話をまとめました。
高齢の方に足りなくなりやすいもの
年齢を重ねると食べる量そのものが減り、とくにたんぱく質とカルシウムが 不足しがちになります。たんぱく質が足りないと筋肉が落ち、カルシウムが足りないと骨がもろくなります。 どちらも「転ぶこと」と「転んだときに折れること」に関わります。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、カルシウムの推奨量は 75歳以上で男性700mg・女性600mg、たんぱく質の推奨量は65歳以上で男性60g・女性50gとされています。 数字だけ見ると大変そうですが、ふだんの食事に少し足すところから始められます。
牛乳コップ1杯(200mL)でとれる量
普通牛乳の場合
| たんぱく質 | およそ 6.8g | 1日の推奨量の1割強ほど |
| カルシウム | およそ 230mg | 1日の推奨量の3分の1ほど |
| エネルギー | およそ 126kcal | ごはん軽く半膳ぶんほど |
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」普通牛乳の値から200mL(約206g)を換算。 推奨量は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より。
通院・買い物の付き添いのときにできること
介護タクシーには、通院の送り迎えだけでなく買い物の同行や 院内での付き添い介助に応じている事業者があります。 ご家族が毎回付き添えないときでも、外出の機会そのものを減らさずに済みます。 その行き帰りに、次のようなことができます。
- 重くて持ちにくい牛乳は、買い物同行のときにまとめて。ご自宅の冷蔵庫まで運んでもらえるか、予約のときに聞いてみてください
- 牛乳が苦手な方には、ヨーグルト・チーズ・スキムミルクでも同じ栄養がとれます
- 飲み物としてだけでなく、みそ汁やスープ、シチューに少し混ぜると無理なく量が増えます
- 冷たいものがつらい季節は、温めてはちみつや きなこ を少し足すと飲みやすくなります
気をつけたいこと
牛乳でおなかがゆるくなる方(乳糖不耐)は、少量ずつ・温めて・食事と一緒にすると和らぐことがあります。
乳糖を分解済みの牛乳もあります。
腎臓の病気でたんぱく質やカリウムの制限を受けている方、カルシウムの薬を飲んでいる方は、
量を増やす前に必ずかかりつけの医師・管理栄養士にご相談ください。
このページは一般的な情報で、診断や治療の助言ではありません。
「牛乳でスマイルプロジェクト」に参加しています
農林水産省が事務局を務める「牛乳でスマイルプロジェクト」の趣旨に賛同し、参加しています。 当サイトでは、高齢のご本人とご家族に向けて、牛乳・乳製品を食事に取り入れる情報を 引き続きお伝えしていきます。
牛乳でスマイルプロジェクト